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四方山話 1
法話をどうぞ・・・
仏教に関すること、子育てのお話など様々なことのお話しをします。
筆者プロフィール:
十輪寺住職・ちべん保育園園長・保育士・幼稚園教諭
赤ちゃんたちがお部屋で遊んでいます。突然、ある赤ちゃんが横に座っている赤ちゃんのおもちゃをとってしまいました。当然、おもちゃをとられて赤ちゃんは大声で泣き始めます。乳幼児は自分と他者の区別がはっきりしない年代です。おもちゃでも自分のものと相手のものとの区別がつかないので、欲しいと思えば相手が嫌がろうともとろうとするのです。
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保育園では、生後7ヶ月の子どもから受け入れています。7ヶ月の子どもといえば、まだ歩くことはできません。また、食べ物もミルクからようやく離乳食になっていくころです。ちょうど赤ちゃんから幼児に移行する時期なのです。
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昔、ある国の兵士が戦の最中、窮地に陥った王様の命を救いました。王は喜びなんでも望みのほうびを与えようとその男に告げました。そこで男は、土地が欲しいと答えたのです。広大な領地を持つ王は、「よろしい。おまえが望むだけの土地をやろう。日が昇った時から日が沈むまでの間、進めた距離だけおまえのものになる」と言ったのです。
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寒い冬もようやく終わりを告げ、暖かい春がやってきました。十輪寺境内の桜もほころんできました。もうすぐ満開、今年もきれいな桜の花を見ることができそうです。まだまだコロナウィルス感染症が心配ですが、お花見をゆっくり楽しみたいものです。
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ちべん保育園では毎月お誕生会を行います。お誕生会ではその月に生まれた子どもたちが、前に並び、みんなでお誕生日の歌を歌い祝うのです。歌の中には、お誕生日を祝ってもらう子どものお名前もでてきます。
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東京から京都まで特別列車をしたて、その列車に招待客と芸者を満載、何十時間も大宴会をする。海外に何百人もの人を引きつれ狩猟に行き、仕留めた猛獣を日本に持ち帰って、その肉で料理を作り、大勢の人を招いて食べさせる。上下とも総金歯にしただけでは物足らず、足袋のこはぜまでを純金にする。マッチ代わりに紙幣を燃やし煙草に火をつけ得意顔で煙をふかす。なんとも景気がよいというか、むしろもったいなくてあきれてしまうお話です。
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十輪寺の壇塔場(墓所)に入ってすぐ左にたくさんの石が積まれています。これは智辯尊女さまがご供養された無縁仏なのです。この無縁仏について智辯尊女さまは次のようなお話をされています。
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現在はグローバルな時代といわれ、もはや国の繁栄は一国では成り立たず、様々な国々と交流が必須となります。世界の国々と交流を深めようとするとき、世界共通語と言われている英語を話す力が問われます。ところが日本人の英語力はアジア諸国の中でも低く、その為に外交を始め様々な分野において機会の損失が生まれていると言われています。
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昔、十輪寺の本堂で葬儀があり、当時、住職をしていた祖父が導師をし読経をしていました。すると、突如、棺のふたが開き、亡くなられた人が立ち上がたのです。本堂は大騒ぎになり、参列していた人たちはみな慌てて外へ飛び出しました。祖父が恐る恐る近づいていくと、「水をくれ。のどがかわいた」と言ったのです。水を差し出すとごくごくと飲んでこんな話をしてくれたそうです。
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密教では師資相承が大事とされています。師資相承とは、師から弟子に伝えることで、密教の教え、作法など大事な事は全て師から弟子に代々受け継がれてきたのです。師資相承において、師は弟子の能力を見極めて、伝えていくことが肝要だと言われています。
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三密といえば、今や誰でも知っている言葉です。コロナウィルスに感染しないように密閉・密集・密接の三密を避けましょうと使われるのです。しかし、三密は、もともと仏教用語であり、行(ぎょう)をする者にとって大切な心構えを意味する言葉なのです。仏教では、三密は避けるべき状態ではなく、求めていかねばならない大切なものとされています。
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ある日、テレビを見ようとしてリモコンのスイッチを入れたのですが、テレビはうんともすんとも言いません。どうやらリモコンの電池切れのようです。さっそく買い置きの新しい電池に入れ替え、再度リモコンのスイッチを入れてみました。ところがまたもやテレビはつかないないのです。
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