十輪寺ブログ

不動護摩

2月の地蔵講で壇護摩を焚かせていただきました。壇護摩は壇の中央に炉を設け、炉の中に護摩木を入れて炊き上げます。檀信徒の皆さんが一心にお経(観音経・般若心経)をお唱えする中、炎が上がる壇護摩は祈りの力を感じさせる迫力があります。

炉は不動明王の御口、炎は不動明王の智慧を現しており、炉の中に願い事を書いた護摩木を入れ、不動明王に祈願をし成就を願います。

十輪寺の壇護摩は、本堂向かって左側にお祀りしている脇侍(わきじ)の不動明王を堂内正面にお移しし、その前にて護摩壇を組み、執り行います。
不動明王は火炎をまとっておられ、その火炎は衆生の煩悩・罪障を焼き尽し、衆生を救うお力を持っているといわれています。壇護摩は、不動明王をお力をいただく炎の修法なのです。
壇護摩の後、十輪寺詠歌講の皆さまが、詠歌二曲(大聖不動和讃・般若心経和讃)を奉納してくださいました。

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る
error: Content is protected !!