十輪寺ブログ

秋の彼岸会

秋の彼岸会法要を執り行いました。
法要次第は下記の通りです。

先 入堂 登壇
次 洒水
次 前讃(四智梵語)
次 功徳廻向文
次 理趣経
次 後讃(佛讃)
次 観音経
次 心経
次 諸真言
次 廻向文
次 詠歌奉納(孝道和讃・合掌和讃)
次 住職法話

秋彼岸法要功徳廻向文

  謹み敬って真言教主大日如来、両部界会諸尊聖衆、
殊には当山本尊地蔵菩薩、十輪寺先師尊霊、十輪寺
檀信徒諸精霊、総じては盡空法界一切三宝護法の境
界に白して言さく。
  夫れ惟みるに、彼岸と一者、到彼岸の略にして波
羅密多の訳語なり。生死輪廻の此岸より涅槃寂静の
悟りの境界に至るを言う。
 時は今、秋の彼岸を迎えて、厳しき暑さも過ぎ去り、
秋風爽やかに空を渡る好時節なり。彼岸中日、日は真
東より出で真西に沈み、昼夜等分の日にして、西方は
阿弥陀如来のおわす極楽浄土なれば、彼岸の夕映えに
安養浄土を観じ菩提を念ずべし。
  さらにまた、彼岸は六波羅蜜を行ずべき時なり。
六波羅蜜と一者、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、
智慧にして、仏道を歩むもの、みな等しく修すべき徳
目なり。六種の修行を志し、菩提の種を蒔くべし。
  本日茲に、秋の彼岸法要を執行するにあたり、十輪
寺先師尊霊並び十輪寺檀信徒各家尊霊、さらには有縁
無縁三界万霊の菩提を祈らんが為に、護持法主、謹ん
で法要を営み、至心に廻向を捧ぐ。
  仰ぎ願わくは、過去聖霊、この法要の功徳によりて、
三業の罪過を滅し、すみやかに悟りの彼岸に至らんこ
とを。さらには、本日参詣の善男善女、十輪寺檀家各
家尊々法要を縁とし、六度の行に励み悟りの岸に赴か
んことを。



維時 令和四年九月二十五日
                護持法主 敬白

法要にてお申し込みをいただいたご先祖さまの戒名を読み上げご供養をいたしました。経木塔婆、板塔婆もたくさんお申し込みいただきありがとうございました。

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